高原一能です。長崎県の長崎市外のおすすめ観光スポットを書きたいと思います。
まずは雲仙。雲仙といえば、雲仙普賢岳が1991年に噴火したことによる火砕流で人的被害が甚大だったことで、全国的にもよく知られている地名だと思います。その雲仙岳が噴火するということは火山、つまり雲仙温泉があります。雲仙温泉で有名なのが、雲仙地獄です。そこら中に湯けむりが立ち込めて、ちょっと不気味な感じさえします。硫黄の香りもなかなかすごいものがあります。雲仙地獄に行った際に、外せないのが温泉たまごです。これを食べると長生きするといわれています。雲仙地獄とセットで訪れたいところは、雲仙のパワースポット温泉神社です。夫婦柿という大きな柿に抱き着くと恋愛成就の効果ありと言われているので、女子旅にもおすすめです。観光が終わったら、もちろん雲仙温泉を楽しみましょう。日帰り温泉を楽しむなら、小地獄温泉館です。利用料金は大人が20円とリーズナブルです。趣のある建物、大きな温泉マークのあるのれんなど、温泉に入る前からレトロな雰囲気を味わいつつ、源泉かけ流し、にごり湯の気持ちいいお湯をゆっくり楽しむことが可能です。
雲仙を堪能したら、先に書いた普賢岳の火砕流がどれほどの猛威とスピードで街を飲み込んだかを学ぶことができる島原市の仙岳災害記念館(がまだすドーム)へ。大噴火シアターやジオラマでゆっくりと展示をみることができます。ここは、こどもジオパークも併設されていて、屋内遊具がスペースがり雨の日にこどもを連れて楽しむことができる場所にもなっています。
がまだすドームのあとは、島原城へ。真っ白な天守閣と天気のいい日の青空のコントラストはとてもきれいです。天守閣からは島原市を見渡せる景色もとてもきれいです。夜は天守閣がライトアップもされるので、日中訪れても夜訪れてもどちらも楽しむことができる場所です。
雲仙、島原とはうってかわって次におすすめの場所は伊王島です。島ではありますが、伊王島大橋を渡って車で行くことができます。もちろん長崎港ターミナルから船でも行くことができます。ここ伊王島は、以前は炭鉱の島として栄えていた島で、近年リゾート地として開発が進んでいる割と新しい長崎の観光地です。島の面積は2.26㎢で、小さい島ですが見どころはたくさんです。この島を隅々まで楽しむには、レンタサイクルがおすすめです。坂が多いので自転車もかなりきついですが、効率よくみて回ることができます。まずは馬込教会。白亜のゴシック様式の天主堂です。夜はライトアップもされ、バックに海もひろがりとてもきれいです。次は島の北端にある伊王島灯台です。撮影スポットにも最適です。そしてサイクリングの最後は伊王島屈指の絶景スポットである夕陽ヶ丘展望台です。灯台、展望台ともに、行くには長い坂を上らなければなりませんが、水平線に沈む絶景の夕陽を見ることができたらその疲れも癒されると思います。サイクリングを楽しんだあとは、やっぱり温泉です。海を見ながら露天の自家源泉の天然温泉を楽しむことができます。露天風呂だけではなく内風呂も充実していますし、そのほかにも岩盤浴、家族風呂、よもぎ蒸しや酵素風呂など、多種多様なリラクゼーションメニューがあります。ここ数年、夏場は海水浴場の集客にも力をいれていて、海上のアスレチックやマリンスポーツ、マリンアクティビティを楽しめるようになっています。伊王島は島というだけあって、釣り場としても人気が高く、レンタル釣り具もあるので、初心者や旅のついでにやってみることも可能です。通年で釣りは楽しむことができますし、釣れる魚の種類も豊富なので、ここで釣りを始めたくなるかもしれません。